2009年10月21日水曜日

Broの肖像 武蔵野ぶらり旅(仙川 野川)


 秋晴れに恵まれた日曜日、「一緒にポタリングに行きませんか?」 キリマさんからのお誘いを受けてブロンプトン3台で私達が住む武蔵野を一緒に走りました。
 先ずは京王線の仙川駅近くにある“武者小路実篤記念館”を見学しました。武者小路実篤記念館は私が度々ブログで話題にしている国分寺崖(こくぶんじがいせん)にあります。この記念館は武者小路実篤が晩年の20年間を夫人と一緒に住んだ家と庭が公開されています。庭は高台の武蔵野面から南側に低く傾斜して細長く延びており、崖線(がいせん)の特徴である湧き水が崖下から庭の中程にある池まで流れていました。庭園はご近所の方の憩いの場になっている様子で開園間もないのに既に数人の方が寛いでいました。

 武者小路実篤の住んだ建物の内部も公開されています。実篤の仕事部屋は建物の中心に位置し南側に大きな窓があって鬱蒼とした武蔵野らしい庭を眺めながら仕事が出来るようになっていました。「こんな仕事部屋なら俺もええ仕事が出きる」とキリマさん。その時は同感をしましたが恐らく私の場合は庭ばかり眺めて仕事になりません。
 建物の西側角には8畳の客室がありました。この部屋は夫人が趣味のお茶をたてた茶室としても使われていたそうです。南西面に大きな窓があって綺麗な秋の日差しが射し込んでいました。

 実篤記念館を出て直ぐの場所にある造園家 山田茂雄さんのオープンガーデン、“森のテラス”に行きました。こちらも国分寺崖線の地形を活かした庭作りがされています。オープンガーデンなので誰でも自由に庭を見ることが出来ます。感じのよい管理人の方からオレンジジュースをだして頂き、秋風が通り抜ける居心地の良いウッドデッキで寛いでいると時々「パラパラ」と小さな和太鼓を叩いたような音を立ててドングリが落ちてきました。ここは誰もが穏やかな気持ちになれる庭でした。


 森のテラスで寛いだ後、野川サイクリングロードを走って調布飛行場の“プロペラカフェ”に向かいましたが、この日は年に一度の飛行場祭りが開催されており、人が溢れて騒々しいのでプロペラカフェは諦めてハヤシライスが自慢と言う店で少し遅いお昼を食べました。

 昼食後は再び野川サイクリングロードを走りました。野川公園に入ると「ええなぁ」と言うキリマさんの言葉にほっとました。野川公園そして武蔵野公園を走った後、ブロンプトンから降りて押して歩くのが精一杯の細い路地、“はけの小路”を通り抜けて中村研一美術館の隣にある庭、“美術の森”を見ました。庭を眺めながら、「こういう所は大阪にはないな~」とキリマさん。私もご案内が出来て良かったな~と思いました。美術の森を出てハケの道の終点にある“金蔵院”に着いた時は既に午後4時を過ぎていました。国分寺までは行かずここで引き返すことにしました。


 帰り道、武蔵野公園で再びブロンプトンを並べて記念撮影。この時少しだけキリマさんのブロンプトンに試乗させて頂きました。キリマさんのブロンプトンは様々な工夫を施したカスタマイズがされており、ほぼノーマルな私のブロンプトンとは正反対な性質の自転車でした。バーエンドが付いたMTB用のハンドルに手をのせて少し前傾姿勢になって自転車を漕ぐと自然と前輪に力が加わってハンドルはクイックですが直進安定性は私のブロより遥かに良く、まるでレールの上を走るような感覚でした。金属バネのサスペンション(サイクルハウスしぶやのBD-1用)とタイヤ(プリモコメット)そしてリア三角のジョイントが異なることも大きく影響していると思いますが、大変剛性が高くゴムがのびてパンツが下がったようなブロンプトンの緩い乗り味とは全く異なる大人でスポーティーな自転車に仕上がっていました。同じ自転車でも手を加えることで乗り味が大きく変化することを再認識しました。

 深大寺で珈琲を飲んだ後、仙川の沿道に戻ってきた時は既に辺りは暗くなっていました。そしてブロンプトンで巡った今回の武蔵野ぶらり旅はここで終了となりました。キリマさん、楽しい時間を有り難うございました。今回ご紹介が出来なかったプロペラカフェと国分寺は次回ご案内を致します。

2009年10月18日日曜日

Broの肖像 日曜日が待ち遠しい!(多摩川CR)


 1人で出掛けていた多摩川サイクリングロードに家内も行ってみたいと言うのでこの日は2人でブロンプトンに乗って出掛けました。


 秋晴れの気持ちのよい日曜日にお気に入りの自転車で出掛ける。最高の気分です!
 しかし帰り道は風が強く家内は突然お疲れモード。芝の香りがする土手に寝転んで秋空を眺めながら暫く休憩、何とも心地よくこれもまた最高の気分でした。


 川沿いにススキが黄金色に輝いて大変綺麗でした。日中はTシャツでも汗ばむお天気もこの時期は夕方になると肌寒くなってきます。持って来たヤッケを着て家路を急ぎました。

2009年10月12日月曜日

TSRの肖像 秋の日(三鷹市 大沢の里 湿生花園)


収穫の秋です。地元、三鷹市の稲も刈り入れが終わっていました。


 逆さまに吊し干しされた稲が夕日に照らされて黄金色に輝いていました。このような風景を眺めていると19世紀フランスの絵画を連想します。ミレーに代表されるバルビゾン派だけでなく、それ以降の印象派や野獣派、近代画家は皆このような風景を好んで描いていました。


 TSRの前灯は、サスペンションによってフロントフォークが沈むと少しジル・ベルソーの鞄と干渉することがあったので新しものに付け替えました。
 こじつけですがこれもフランス、ルクソールのランプハウスです。ノスタルジックな流線型のフォルムがとても美しいアルミ製ランプです。以前取り付けていたソービッツといいフランスには素敵なデザインのランプが沢山あります。


 秋の日が目の前の風景を刻一刻と変化させていく様子を見ていると、印象派の画家達が対象をそのまま描くというより時間や現象を捉えようとした結果、抽象的な表現になったことが良く分かり共感することが出来ます。

 「秋の日はつるべ落とし」と言いますが刹那の美しさ、瞬く間に辺りは暗くなっていきます。早速交換したライトを灯して帰りました。