2010年6月30日水曜日

自転車鑑賞(モールトン自転車展)


 代官山のヒルサイドテラスでモールトンの展覧会が開催されていると聞いたので早速行っみました。(写真の素敵な自転車は残念ながら私のではありません)
 会場には初期のF フレームからステンレス製トラスフレームの最新モデルまで年代別に希少なモールトンが綺麗に展示されています。講談社から出版されていた「That's Moulton」の中でも紹介されていた例えば速度記録用に作られたフルフェアリング・モデルAERO 3やベルトドライブがユニークな幻のベントレー モールトン、コリン・マーチンがイギリスとオーストラリアの大陸横断に使用したFフレーム等々。ちょっと普通では見られないレアなモールトンを沢山見ることが出来ました。残念ながら一部を除き会場内の撮影は禁止だったのでそれらの写真をここに掲載することは出来ません。
PS: Akiさんが私が撮影出来なかった展覧会内部の様子をアップされていますのでご覧下さい。


 モールトン博士90歳の誕生日に贈られたというピッカピカのFフレームのワンオフモデル、M-60を近くで見れたこともラッキーでした。掲示された説明を読むと将来的にステンレスではなく鉄のフレームで量産モデルをリリースする可能性があることを示唆する文面があり、更にTSRより廉価なものになるだろうとも書かれていました。先の「江戸ポタ」でも偶然話題になった“BSモールトンが鉄だったらな~”と言う皆の意見は少し現実味を帯びてきたようです?TSRより廉価になるということはパシュレイで生産をするのでしょうか?個人的には大歓迎ですがこのエレガントな雰囲気が鉄製フレームの量産モデルではどのようになるのか?ちょっと心配でもあります。


 M-60をよく見るとブレーキレバーは片側に1つだけ、AM-2のようにリアハブにはデュオマチックが採用れているようでした。凄くお洒落な自転車です!


 ピッカピカのM-60ばかりに目がいってしまったのですが横には最新モデルAM SUPER SPEEDが置いてありました。これは本国より早いお披露目のようです。このSUPER SPEEDにしろM-60にしろステンレスフレームの自転車というのは何とも美しいとものだと暫し見入ってしまいました。このような自転車を決して自分で所有したいとは思いませんが、今回のように芸術作品を眺めるように時々鑑賞したいと思わせる自転車です。同時にこのような展覧会が今後も時々企画されることを望んでいます。ご興味がある方は是非この機会にモールトンの世界をご自身の目でお楽しみください。入場料は無料でカタログとステッカーもいただきました。

2010年6月29日火曜日

Broの肖像 小径車で下町散歩(江戸ポタ)


 ジャパンブルーの快挙に日本中が歓喜して、其処此処でまだその余韻に浸っているように感じられた週末。男3人で東京下町サイクリング「江戸ポタ」を楽しみました。三鷹を出た時にポツポツと降っていた雨は集合場所の葛西駅に着くと収まっていました。微かに香る潮風で海が近いことを知りました。


 ジョージ・ルーカスの映画「E.T.」でエリオット少年がシャツに残ったシーブリーズの香りから父親を思い出させるシーンはルーカスの演出の妙味として強く印象に残っています。そして海風の香りは何故か人をセンチメンタルな気分にさせるようです。この日の風は強くそして湿気を多く含んでいましたが不思議と自転車に乗っていると心地よく感じました。


 下町を流れる川は普段見慣れている野川や多摩川とは様子が異なります。川にクラゲが沢山浮遊していることには驚きました。川沿いの道は路面が整備されて自転車で走り易く、また変化に富んだコースは野川や多摩川沿いの道とは違う楽しさがあります。特にボードウォーク ランは床板の所々で釘が抜け落ちているため自転車で走り抜けるとバタバタと音をたてながら床が跳ね上がりとてもスリリング!雨の影響なのか?水面は高く何だかアムステルダムの街を走っている気分になりました。 勿論アムスに行ったことなんて全くないのですが(笑)


 美味しいものを食べて、老舗の名物自転車店や打楽器の専門店を覘き、錬金術のような珈琲を味わったり盛り沢山で本当に楽しいサイクリングでした。中には歴史的な場所もあったようですが、何だかそのようなことは今回はどうでもよいことのように思えました。幼い頃に友達と自転車で無邪気に走り回って遊んだ日の記憶と感覚がよみがえりそして重なっていました。とても解放された1日でした。最後に今回「江戸ポタ」をご案内して頂いたFLENDERさんそしてKirimaさんに感謝を申し上げます。ちょっと大袈裟に言うと新たな自転車の楽しみ方に覚醒しました(笑) それからお土産に買って帰ったコッペパンと大学芋は絶品でした!

2010年6月22日火曜日

Broの肖像 ロックのはなし(マイ ファースト アブス)


 小林桂樹が主演した1960年の映画「黒い画集 あるサラリーマンの証言」(原作:松本清張、監督:堀川弘通)を見ていてちょっと驚いたことがありました。主人公(小林桂樹)の愛人役、原知佐子は1人暮らしの若い女性にも関わらず何時もアパートの扉に鍵を掛けていないのです。小林桂樹や隣人がノックもせずに突然扉を開けて彼女の部屋に入ってくることにも驚きでしたが、映画とはいえ当時の防犯に対する日本人の意識を窺い知ることができる映画でもありました。
 少し昔を思い返えしてみると玄関の扉は開けっ放しで隣人や友人、そして友人の友人も出入りが自由。そのようなオープンなお宅は周りにも沢山あったように思います。自転車も同様です。少しのくらいの停車なら鍵を掛けることはありませんでした。また鍵は前輪のスポークの間に押し込む例の簡素な鍵で十分。現在のように自転車の鍵で神経質になるようなことはありませんでした。今思えば人間同士疑いを持つことがない穏やかで生活のし易い社会_時代だったのかもしれません。

 前置きが長くなりましたが家内のブロンプトンに新しい鍵を購入しました。ドイツ生まれのブランド、ABUS(アブス)「マイ ファースト アブス」 子供用自転車の鍵として作られた製品です。日本人は質実剛健なイメージがあるドイツ製品に弱いように思いますが、そのことに対して特に拘りはありません。ブロンプトンと人気を分けている某折り畳み自転車のように、実は台湾製なんてことはよくあることです。よってこの製品もその点については定かではありません。


 先ず自転車の鍵らしくない遊び心のある愛らしいデザインが気に入りました。また、子供用に開発された製品だけあってキーは左右どちらに回してもオープンする。PVCのコーティング部分は、子供がなめても大丈夫なようにポイズンフリーに作られている。顔の高さでカギを開けた時にもワイヤーがシリンダーから飛び出してこないよう設計されているなどなど・・・様々な配慮があります。しかしこれら製品についての能書きはこの製品に興味をもった後で知ったことでした。

 「マイ ファースト アブス」からアニエス・ショーミエの「オ・ルワン・ルモンド・エ・トゥ・プティ」(遠くからだと地球は小さい)という子供のために作られたアルバムを思い起こしました。このCDはフランス版「みんなのうた」に似ていますが侮るなかれ、その内容は言葉(フランス語)の響きが心地よい子守歌やフランス風にアレンジされたジャズ、またアフリカや中南米の民族音楽のエッセンスも取り入れ充実した内容です。何より子供に媚びるようなところがなく、大人も十分楽しめるアルバムになっています。自転車の鍵と音楽、全く異なるものですが私には両者に共通する感覚があるように思えたのです。


 今更家内のブロンプトンになぜ新しい鍵が必要なのか?という話しをしなくてはなりません。これまでは写真のようなワイヤーが太いコイル状の鍵を使ってきました。頑丈で安心して使え、ステムにワンタッチで取り付けができることも便利でした。しかし、頑丈であるが故に扱い難いところもありました。太くて堅いコイル状のワイヤーは反発が強く、力が弱い女性には上手い具合にワイヤーを自転車に巻き付けることができません。今まで家内は1人で鍵の掛け外しが上手くできなかったのです。そしてこのことはブロンプトンで出掛ける時の不安材料になっている様子でした。そこで家内にも簡単にそして楽しく鍵が掛けられる製品を探す必要がありました。


 今回自転車の鍵を探すに当たり、はじめから子供用の製品を選ぼうと考えた分けではありませんでした。家内のことを考えたながら鍵を探した結果の選択だったのです。最近「ユニバーサルデザイン」と言う言葉をよく耳にしますが、男女の差異、能力の如何を問わずに利用できる製品という点では「ユニバーサルデザイン」的な製品を探していたように思います。そういう意味で「マイ ファースト アブス」も「ユニバーサルデザイン」な製品と言えるかもしれません。またよく考えられた製品(優れた製品)は大人用、子供用に関わらず「ユニバーサルデザイン」的な要素を持っていると思います。
 「マイ ファースト アブス」は子供用自転車の製品と位置づけされていますが自転車の鍵としての機能はしっかりしているように思えます。そして子供は勿論、成人女性にも使い易く配慮のある製品です。写真のようにステムに取り付けられる専用ケースや鍵を紛失しないように大きなキーチェーンも付属しています。特に愛らしいデザインは鍵を掛けるという地味で面倒に思えた作業を楽しくさせます。家内もこの新しい鍵を気に入ってくれた様子です。これからは鍵を掛けることに対して億劫に感じることはなくなると期待しています。

2010年6月19日土曜日

ロトチェンコ+ステパーノワ(東京都庭園美術館)



 梅雨入りをして間もない晴れの日、JR線 目黒駅に近い東京都庭園美術館で「ロトチェンコ+ステパーノワ」(ロシア構成主義のまなざし)展が開催されていると聞いて急いで行ってきました。


 東京都庭園美術館は1933年(昭和8年)に朝香宮邸として建てられた建物を1983年(昭和58年)から美術館として公開しています。当時、ヨーロッパで流行していたアール・デコ様式を取り入れたモダンな建物、そして手入れが行き届いた大きな庭のある空間は正に都会のオアシス。何時訪れても癒やされます。


 日本の美術館は何故写真撮影が禁止なのか?不思議に思います。東京都庭園美術館も例外ではありません。建物の内部にはイタリアのディフェンスのようにガードマンが沢山いて不届き者に目を光らせています。従って随所に凝った装飾が施されている庭園美術館の内側を残念ながらお見せすることは出来ません。


 今回の展覧会「ロトチェンコ+ステパーノワ」について少し触れおきましょう。展覧会を見る前は個人的にロトチェンコの写真に1番関心があったのですが、ロトチェンコそしてステパーノワ、2人の旺盛な制作意欲に先ず圧倒されました。そして絵画、デザイン、 建築、写真、その制作範囲が広いことにも驚きました。特に印象的だったのは2人が手掛けたファッションデザイン。労働者達が着るための作業着はまるで舞台衣装のようで、反対に俳優が着る舞台衣装は作業着のようなのです。これは意図したものだったのか?2人の制作思想を象徴するようで興味深く眺めました。


 ロトチェンコそしてステパーノワ、2人の斬新な表現は現在も大きな影響力を持っていることを改めて認識すると共に、共産主義のイデオロギーに理想と創造の活力を求め、そしてまた翻弄されたロシアの芸術家達の痛々しいほどに実直で純粋な姿に感銘を受けた展覧会でした。


 内部の撮影が禁止されている東京都庭園美術館ですが、それでも見てみたいと思った方も多いことでしょう。それでは最後に懐かしいく、そしてちょっと切ないこの曲をバックに庭園美術館の室内の様子を少しだけご案内致します。

2010年6月15日火曜日

東京の断片(ヤマちゃんと巡った東京)


 関東地方の梅雨入りも間近と言われていた日曜日、奈良からヤマちゃんがはるばる東京へプロントンを携えていらっしゃいました。心配していた雨が降ることはなく、また前日に比べて気温も低くかったため、東京の都心を自転車で走るには丁度良いお天気になりました。これは恐らくヤマちゃんの普段の行いが良いからに違いありません。
 東京駅で待ち合わをしてサイクリングをスタート。よく考えてみるとお互い顔を会わせるのは今回が初めてのはずなのにまるで旧知の友と会うような感覚でした。ブログ_自転車を通じて出会う人々は不思議と同じような感覚です。そして皆さん、素晴らしいタレントをお持ちでいらっしゃいます。


 今回まわった場所は自分1人だったら決して自転車で行こうとは思わない所ばかりでした。それだけに大袈裟に言えば発見もありました。
 東京の都心を自転車で走ってみると予想よりも快調に走れます。道幅が広く、特に休日は交通量も少ないため比較的走り易いのです。混んだ電車やバスを利用するよりも快適に早く移動することが出来そうです。そして行き先を自由気ままに変更が出来たり、何処でも好きな所で立ち止まれることは自転車の大きな利点に感じました。このようなことは自転車雑誌等で度々記事になっていることですが、実際に体験をしてみて実感するところがありました。更に付け加えると、行き帰りはプロントンを折り畳んで電車を使って移動(輪行)したので時間そして体力も有効に使うことが出来ました。


 「赤坂サカスって何?」ヤマちゃんをご案内してみて自分が東京について何も知らないことを痛感しました。ヤマちゃん、至らぬガイドで大変失礼しました。そしてお疲れ様でした。そういえば自転車の写真を全く撮っていませんでした。ブロンプトンのツーショットくらい撮ればよかったと今更ながら後悔しています。これは次回に持ち越しにしましょうか(笑)

2010年6月14日月曜日

TSRの肖像 道は実篤に続く(野川 入間川 仙川)


 今日を逃すと暫く自転車で出掛けられないかもしれない。そのように思いながら週末の空を見上げていました。そんな時、キリマさんから「今、野川を走っているからお会いしませんか?」とお声を掛けて頂きました。渡りに船とは言いませんが、家事をする家内を横目に埃を被っていたTSRを部屋から引っ張り出して急いで野川へと向かいました。
 プロペラカフェで休んだ後、キリマさんのストライダにも試乗させてもらいながら野川沿いの道を世田谷方面に向かって走りました。ストライダに乗ると何故か笑み溢れます。恐らくあの独特な乗車姿勢がそのような気分にさせるのでしょう。不思議な自転車、そして自転車はいろいろあって楽しいです。


 洗濯物が気になるキリマさんとは途中で別れて一旦は多摩川を目指しましたが、野川の左岸、雑木林のように見えた高い所がどのようになっているのか気になって引き返すことにしました。残念ながら雑木林のように見えた場所は私有地で中に入ることは出来ませんでしたが、暫く走ると糟嶺神社(かすみねじんじゃ)という小高い丘にある神社に突き当たりました。薄暗く、ひと気の無い神社で一休みをしていると汗のにおいを嗅ぎつけて直ぐに蚊がやってきました。足に食いつきお腹が膨れた蚊を潰すと手が真っ赤に・・・。もの凄く痒い!もう夏なのです。


 神社の横を流れる入間川に沿って走っていくと見覚えのある場所へ出てきました。そこは以前キリマさんと訪れた武者小路実篤記念館の辺りでした。そう言えばここへ来るのもあの時以来、何だか不思議な縁があるように感じました。京王線の仙川駅へ寄った後、日が陰る前に仙川沿いの道を走って帰りました。

2010年6月9日水曜日

Broの肖像 レイニーシーズン(コリン・ヘア)


 梅雨入りが遅れている様子ですが、例年に比べると庭の紫陽花が早く色づきはじめました。何時ものように科学的な根拠は全くありませんが今年の前半に雨が多く降ったことが影響しているのかもしれません。

 日が出たり陰ったりを忙しく繰り返していた先週末。イギリス風の素朴な裏庭の写真がとても素敵なジャケット。1971年にコリン・ヘアがリリースしたファーストアルバム「マーチ・ヘア」をブロンプトンと一緒に庭へ引っぱりだしてみました。

 70年代初め、イギリスの大衆音楽はプログレッシッブやヘビーな音が主流であったため、当時このアルバムは殆ど注目されることがなく売れなかったようです。しかし今日ではコリン・ヘアが在籍したバンド、ハニーバスの「ストーリー」そして同じくハニーバスの中心人物だったピート・デロの「イントゥ・ユア・イヤーズ」この3つのアルバムは主にイギリスのフォークやポップを愛する音楽ファンの間では隠れた名作として語り継がれています。


 60年末期から70年初期に掛けてのイギリスではサイケデリック、フォーク、プログレッシッブ、そしてブルーズからハードロックが生まれるなど、まさに百花繚乱。まるでロック(広義な意味)のラボ(実験室)のような状態でした。一方、70年代に入るとジョージ· ハリスン(ビートルズ)やそれまでハードな音楽を作っていたエリック·クラプトン(クリーム)らは、おおらかなアメリカンロックに接近をしてそれまでの緊迫した状態から癒しを求める傾向も現れます。そしてこの流れはイギリス全土に及んでいきました。今回のアルバム「マーチ・ヘア」もこのような流れの中で生まれた音楽と言えるかもしれません。

 梅雨入りに備えてL.L.Beanでガムシューズを購入しました。今まで使っていた同じメーカーのスニーカータイプを履きつぶしてしまったからです。嬉しいことにこの靴は現在でもアメリカ、メイン州にあるL.L.Beanの自社工場で作られています。またゴム底が減ってしまった場合はフルグレイン・レザーのアッパー部分は残して交換修理が可能と店員から聞いて心強く思いました。(修理もメイン州の自社工場で行うようです)使い込んで変化するレザーの風合いも楽しみたいと思っています。


 「マーチ・ヘア」は親しみ易いメロディーと共にオーボエやファゴットそしてフルートなど多くの木管楽器を上手く取り入れたアレンジも秀逸です。アメリカのフォークやカントリーからの影響を強く感じますが、それとは趣が異なるイギリス風の音に仕上がっています。
 CDなのにラジオから流れてくるようなコリン・ヘアの歌声はどこか懐かしさが漂います。アルバムジャケットの写真のような裏庭に咲く控え目な花のように穏やかな気持ちにさせてくれる、そのようなアルバムです。特に鬱陶しく感じるこれからの季節にはお勧めの1枚です。

2010年6月7日月曜日

Broの肖像 公園ブランチのすゝめ(野川公園)


 暫く良いお天気が続きました。日増しに気温は高くなっているようですが、それでも例年に比べると気温、湿度、共に低く、この時期にすれば比較的過ごし易いように思います。
 梅雨入りする前に私達は野川公園でブランチ(遅い朝食)をすることにしました。


 ゆったりした気分を味わうことが目的なので、ご馳走を用意する必要はありません。できればコンビニのお弁当ではなく簡単でも手づくりしたものが持っていけば一層美味しく、そして気分も盛り上がります。
 私達は陽射しが避けられる居心地の良さそうな大きな木の下でブランチすることにしました。ジェットボイルで湯を沸かし、温かい紅茶を入れて家内が作ったサンドウィッチを食べます 幸せの瞬間です。100均で求めたブルーシートの上であっても凄く贅沢している気分になります。


 その昔、野川公園は国際基督教大学のゴルフ場であったため今でもその面影が残っています。このように何もない広い野原があるところは大きな公園が多い東京でも珍しいことだと思います。ボール遊びをする家族、1人で木陰に寝そべって読書をする人、ここは皆が自由に遊び、くつろげる公園です。

 公園でブランチすることは大分前から2人でやってみたいことでしたが、何故か今まで実行できませんでした。実際にやってみると大変気持ちが良かったので、できれば蒸し暑くなる前にもう1度やりたいと思っています。そしてサンドイッチやおにぎりで手軽に楽しめる公園ブランチは皆におすゝめします。

2010年6月1日火曜日

Broの肖像 新型サスペンションブロックの備忘録


 人力で走る自転車のサスペンションを考えることは自動車や自動二輪のそれとは違う難しさがあると思います。また自転車はできるだけシンプルに車体を軽くした方が軽快に走らせることが出来るでしょう。しかし普通の自転車に比べて小さいタイヤで、あまり撓わないフレームを持つ小径車は路面から衝撃を受け易く何らかの対策も必要です。よってブロンプトンにはメインフレームと後三角を繋ぐ接合部にサスペンション・ブロックと呼ばれるサスペンション(緩衝材)が付いています。


 自転車の後部に付いているサスペンションを走りながら確認をすることは難しいのですが、家内が走る様子を後ろから眺めているとブロンプトンのサスペンション・ブロックが想像以上に伸縮を繰り返していることが分かります。そして単なるゴムの固まりのようにも見えたサスペンションの効果に少々驚きます。
 私のブロンプトンは旧型のサスペンション・ブロックが付いています。先般、同じくブロンプトンに乗られているキヨさんのご好意によって、現行のブロンプトンに付いている新型のサスペンション・ブロック(ハードタイプ)を試すことが出来ました。


 既に多くの方が書かれていることですが、新旧サスペンション・ブロックの大きな違いは使用される材料がゴムから発砲ウレタンに変更になったことです。この材料変更によって重さは旧型46gに対して新型は28gと4割近く軽量になっています。(専用の樹脂ワッシャー含む)今回試したサスペンションがノーマルより硬いハードタイプであることも影響しているのか、指で押してみると旧型に比べて硬く、あまり弾力性もありません。スタイリッシュになった外観と共に材質の違いを感じます。そしてサスペンション・ブロックの形状変更、特に新たに加わった3本の溝は発砲ウレタンの性質によって加えられたと思われます。(逆にこの形を再現するための発砲ウレタンなのかもしれません)


 新旧サスペンション・ブロックの違いによる走りへの影響は大きいとは思えませんでした。特に興味深く感じたことは、サスペンションの材料がゴムから発泡ウレタンになったことで身体が受ける振動の質も異なることでした。暫くすれば慣れてしまう僅かな差ですが、路面から受ける衝撃や振動は旧型よりも若干鋭く伝わってくるようです。ブロンプトン社が何故サスペンション・ブロックの材料を変更したのか定かではありませんが、このようにゴムと発泡ウレタンで振動の質が異なって感じることは大変興味深い体験でした。
 新型のサスペンション・ブロックは手頃な価格で少しでも軽量に、そしてスタイリッシュにブロンプトンを見せたい方には良い選択のように思います。またハードタイプと言えどもガチガチに硬いことはありません。旧型から乗り換えても違和感なく走れます。機会があれば新型のノーマルタイプも試してみたいと思いました。
 最後に今回、新型のサスペンション・ブロックをお貸出しくださったキヨさんにこの場を借りてお礼を申し上げます。有難うございました。