日東のリアバッグサポーターR10(About Nitto Rear Bag supporter R10)

Pashley Guv'norのサドルバッグサポーターについて

パシュレイ ガバナーにつけていたサドルバッグのサポーターをCarradiceのBagman Quick Release Supportから日東のリアバッグサポーターR10に変えました。

Carradiceのバッグサポーターはサドルのレールに金具を挟んで固定するシンプルな取りつけ方法ですが、耐荷重は10kgで思いのほか堅牢にできています。またクイックリリース機構によってサドルバッグの着脱が簡単にできるため使い易く重宝な製品でした。しかしサドルレールの部分だけでバッグサポーターを支えているため強度的には不安がありました。少し重い荷物(耐荷重10kgに満たない荷物)を載せて大きな段差を乗り越えるとバッグサポーターが上下に跳ねるように揺すられて泥除けに接触することがありました。大きな段差は気をつけて乗り越えるようにしていましたが、お尻の後ろで荷物が上下に跳ねる感覚は気持ちよくありませんでした。なおCarradiceからバッグサポーターを支える専用のステーが用意されていますが私のガバナーにはうまくつきませんでした。またCarradiceのバッグサポーターは機能面では概ね優れているのですがサドルバッグを外すと少し間が抜けて見えることも気になっていました。

新しいバッグサポーターは自転車への取りつけが簡単で且つ強度的にも心配がないように見える日東のリアバッグサポーターR10を選びました。
日東のリアバッグサポーターR10は一般的なバッグサポーターよりも天板部分の奥行きがやや長めにつくられています。また荷物を括る際に引っ掛けるフックもついているので簡易的なキャリアとしても使うことができそうです。ガバナーに装着してみるとバッグサポーターというより、すっきりした小型のキャリアのように見えます。サドルバッグを外しても格好が悪くありません。一般的なバッグサポーターよりも適応範囲が広く、単体でもすっきりして見えることは本製品の美点のように思います。

バッグサポーター取りつけは自転車のシートポスト(シートポスト径φ26.8~27.2mmに対応、φ26.8以下の場合は付属のゴムシートを挟む)と左右のシートステー、3ヵ所で固定します。私としては2本のステーでしっかりとバッグサポーターが支えられていることが心強く感じます。なお取りつけのステーは345mmと205mm、長短2種類の長さのステーが付属しているため自転車の仕様や状況に合う物が選べます。また自転車にダボ穴があればステーを直接固定することができますが、ガバナーのようにダボ穴がない自転車の場合は付属のクランプバンドを使ってシートステーに固定します。しかしガバナーのシートステーは約φ22mmなのに対して付属するクランプバンドの径はφ15mmなので付属品を使うことはできませんでした。私の場合は泥除けのステーを留めているクランプバンドを利用してバッグサポーターのステーも一緒に固定しました。幸い泥除けのステーと干渉することなく綺麗に取りつけができました。本製品の取りつけはし易いと期待していましたが想像以上に簡単に取りつけができました。


 標準的な大きさのサドルバッグであるCarradiceのBarleyの大きさを基に(容量9ルットル、幅28cm × 高さ18cm × 奥行き15cm)バッグサポーターの位置を決めました。取りつけのステーは長い方の345mmを使用してステーは切断せずに済みました。


参考までに日東のリアバッグサポーターR10の各部の寸法を掲載しておきます。

コメント