TSRの肖像(国分寺崖線 番外編2 山崎商店)


 国分寺楼門から元町通りを走って帰る途中、思わず立ち止まってしまったのが「山崎商店」です。なんだよこれ!最高じゃん!今回の国分寺崖線めぐりの中で一番興奮した瞬間でした。


 「御自由にご覧下さい」と書いてありましたが人の気配はなく、また入ったら最後出て来れない感じもしたので怖くて中に入れませんでした。


 外壁には様々な表札や看板があります。「テレビ 新聞報道うんうん」と書かれたものもあります。後で調べてみると手作り木製表札と看板を作る結構有名なお店でした。
 中には「文部省」なんて言うものまで確認出来ますが本当にそのような所からも受注があるようです。何でも吉田茂に表札を献上したことからテレビ等マスコミの取材を何度も受けて広く知られるようになったようです。全国から受注があり店内に入ると35万枚以上の表札がびっしり壁一面に飾ってあってそれらを見ることが出来るようです。
 店主の山崎さんはその昔、日展にも入選したプロの書道家だったそうで、手を怪我して筆が持てなくなり表札を製作するようになったとか、次回は店内にある35万枚の作品を是非拝見したいと思います。


 よく見ると「夫婦榎」と書いてありますがこの店の前に立つ二本の榎を指すようです。何でも店主が二本の榎を剪定しようとしたら夢枕に神様が立ってこの二本の木を「夫婦榎」と名付けろとお告げがあり、木の下を掘ってみると二本の木の根が繋がっており、また上を見上げると枝まで繋がろうとしていたと言います。その後、店主は二本の榎の間に神仏を安置したそうです。また結婚、恋愛、家庭円満の神木としてそれなりに広く認知されるようになったとか?
 写真を撮ると何時も“たまゆら”が写るそうです。残念ながら私の写真にそのようなものは写っていませんでした。猫の気配には敏感でも精霊の気配は感じられない私でした。

mincoroおすすめ度:★★★★★(星5中5つ)

山崎商店(表札の店)
所在地:〒185-0023 東京都国分寺市東元町3−8ー5
お問い合わせ先:042ー321-6845

コメント

  1. これは!(笑) 物置小屋かと思いましたよ(笑)
    やはり、優れた芸術家というのは、凡人とは感性が違うようですね。
    私もその35万枚という表札が見たかったです。
    さぞ壮観な眺めでしょうね~
    でも、表札ばかりに囲まれてると、夢に出てきそうですね(笑)
    いくらで表札は作ってもらえるんでしよう?

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  2. ゆるポタ さん

    何時もコメントを頂き有り難うございます。

    >表札ばかりに囲まれてると、夢に出てきそうですね(笑)

    いや、本当ですね(笑)
    でもご本人は自分で製作した文字に囲まれて幸せ、
    それこそ夢見心地なのかもしれません。
    また、このようなお家だからこそ神様が夢枕に立たれたのだと思います。

    >いくらで表札は作ってもらえるんでしよう?

    よくは分からないのですが2千円くらいで買えるようです。
    手彫りの1点物なのでお安いのではと思いますが?
    結構いろいろおまけもくれたようですよ。
    ゆるポタさんもお1つ如何ですか?(笑)

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