かぎ括弧な猫と「ラウル・デュフィ」展


 週末の興奮が冷めやらぬ、という方も多いのではないでしょうか?W杯出場を決めた試合のことです。フットボールフリークでもないのに最後まで見てしまいました。しかし昨夜の試合にW杯フランス大会行きを決めた"ジョホールバルの歓喜"のような興奮はありませんでした。油断は禁物ですが日本がW杯に出場して当り前の時代になりつつあると思っています。また今後もW杯予選で"ジョホールバルの歓喜"を越える試合はないと思っています。それほどあの時の試合は凄かったと思います。ズィーコ監督の時もアジア杯ではヨルダン、バーレーンと続けて痺れる試合を見せてくれました。今回はW杯の本戦で痺れる試合を見てみたいと望んでいます。

 夜更かしをしてしまったせいで久しぶりに晴れの日にもかかわらずスロースタートな日曜日になりました。買い物も兼ねて三鷹駅南口前の三鷹市美術ギャラリーで行われている「ラウル・ディフィ」展へ家内と出掛けました。


 三鷹市美術ギャラリーへと向かう途中で沢山の猫達に出会いました。そしてこれはカギ括弧な猫です。

 ラウル・デュフィは同時代の他の画家に比べるとデザイナー、イラストレーター的な商業画家と捉えている方も多いと思います。フランス人画家らしい明るい画風で音楽や馬等、ブルジョアが好む画題が多いこともそのような印象を与える原因だと思います。
 今回の展覧会で私が興味を持ったのは落ち着いた色で農村の収穫風景を描いたバルビゾン派的な絵、どちらかと言えばデュフィらしくない絵画でした。同時にこのような題材でありながら色の使い方や軽やかな筆づかいにはデュフィらしさを失っていないことにも驚きました。ラウル・デュフィがフランスを代表する画家であることを認識したとてもよい展覧会でした。


 展覧会を見た後、食材と共にワインを購入しました。チリ産ワインなのですがロードスターのイラストが入ったラベルがとても気に入りました。この他数種類のラベルがありましたが全て異なるロードスターのイラストが描かれていて全部欲しいくらいでした。
 最後に「ラウル・デュフィ」展の招待券をお送りくださったTさんご夫婦に感謝を致します。週末を楽しみにしております。

コメント

  1. こんばんは。
    サッカーW杯、確かに今はもう「出て当たり前・・・」との空気はありあますね。
    全く贅沢な話です(笑)
    ジョホールバルの熱狂を越えるとしたら、、、岡田監督が言うベスト4まで残った時でしょうか。

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  2. おはようございます。

    コメントを頂き有難うございます。

    W杯に日本が出場して当たり前みたいになってしまったのは
    日韓同時開催からアジア枠が4.5に増えたことに原因があると思います。
    W杯98年仏大会(ジョホールバルの時)は確か3.5でした。
    オーストラリアが入ってきて3.5だと今回も日本は厳しかったのではないでしょうか?
    予選を簡単に通過して本大会に出場すると前回と同じような結果ということになりかねません。
    また、岡田監督が前ドイツ大会でNHKの解説者として出演しいた際に「日本は自分が戦った98年仏W杯からあまり進歩していなかった」とコメントしていたと思います。

    欧州人に比べると日本人はこの辺が何時も甘いと思います。
    同時に日露戦争の時の日本人が蘇ります(笑)

    そう意味で先ずは今度のオーストラリア戦に注目しています。

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  3. 僕はどうもスポーツ全般がダメですね〜。
    大昔にJ・ライドンが「何が嬉しくて、
    革を張り合わせたもんを追っかけなくてはいけない?」
    てな事を言うてたのを全く同感と思てました。

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  4. Xinyi Folders さん

    こんばんは
    何時もコメントを頂き有り難うございます。

    移動茶室楽しそうでしたね。A2Cさんのブログで拝見しました。
    また荷物満載のXinyiさんのBroは本当にカッコ良いと思いました。

    僕もスポーツは全般に駄目な方だと思っています。
    勿論フットボールは出来ませんし、よく知りません。
    それでもお天気以外の話で唯一、会話に役立っているかもしれません。
    その程度です。

    >大昔にJ・ライドンが「何が嬉しくて、
    革を張り合わせたもんを追っかけなくてはいけない?」
    てな事を言うてたのを全く同感と思てました。

    ジョニー坊やはまたそんなこと言っていましたか。
    確かジョニーはシーズンチケットまで買う熱狂的なアーセナルのファンだったと思います。
    また過去にフットボールを楽しむジョニー坊やの写真も何かの音楽雑誌で見たことがあります。
    イギリス人の言うことを・・・するとアラブのように・・・。

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  5. >イギリス人の言うことを・・・するとアラブのように・・・。

    の下りが善く解りません(^_^;)無学なもので・・・。

    因にJ・ライドン、アイルランド系連合王国人です。イギリス人では
    無いと思われ・・・。

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  6. Xinyi Folders さん

    こんばんは
    コメント頂き有り難うございます。

    >イギリス人の言うことを・・・するとアラブのように・・・。

    これは良くない無責任な表現でした。
    J・ライドンの発言とは全く関係ないことですからね。
    だから曖昧に書いてしまったのだと思います。
    曖昧というよりも卑怯なやり口ですね。
    無学とはこのような行為を指すのですね。
    Xinyi さん有り難うございます。

    >因にJ・ライドン、アイルランド系連合王国人です。イギリス人では
    無いと思われ・・・。

    アイルランド系でしたね。
    また、セルティックではなく何故、アーセナルのファンなのか分かりませんが、
    幼少時の体験が反カトリック的になったのかもしれないと単純に推測しています。

    J・ライドン、とても頭が切れる人ですよね。
    最近どのような発言をしているか知りませんが
    彼の言動を見ると反骨精神のあるアイルランド系の特徴が出ていると思います。
    また、アンチテーゼ的な存在、音楽家というより彼の存在そのものが表現なのでしょうね。
    よって彼の言葉の表層ではなくその裏側を読まなければならないのかもしれませんね。
    アーセナルのシーズンチケットを買うということもコミュニティーを大切にする、
    彼が何時も意識している階級意識からくるものかもしれません。
    彼の曲でI could be wrong I could be right anger is an energy!って歌っている曲がありましたがとても象徴的な曲だと思います。

    J・ライドン、同じアイルランド系でもJ・レノンとは対照的なように思います。
    J・ライドンがNoを連発するのにJ・レノンはYes!
    そう言う意味でもJ・ライドンはとても20世紀的(前時代的)な表現者だと思います。

    フットボールの話(実はラウル・デュフィなのですが)から変な方向にいきました。
    僕の無責任なコメントのせいですね。
    すみませんでした。

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  7. >彼の曲でI could be wrong I could be right anger is an energy!って

    ホーンテッドマンションってのが、たしかディズニーにあったと
    思うんですけど、これって日本語でお化け屋敷やったと思います。
    ホーンテッドって、ちょっと日本語に訳しにくい漢字なんですけど、
    お化け以外にも、付きまとうとかって感じがあるんです。英語で
    hauntedって書くんですけど。で、一定のメロディーとかフレーズが
    ズーっと繰り返し自分の中で出て来たり、思い出したりする様な
    状況にも使うんですけど、その I could be wrong, I could be right
    ってのが、最近hauntedな状態なんで、この返信を読んで不思議な
    気がしました。私は熱心なJ・ライドンのファンでも何でもないのに。

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  8. Xinyi Folders さん

    ご返事有難うございます。

    >その I could be wrong, I could be right
    ってのが、最近hauntedな状態なんで、この返信を読んで不思議な
    気がしました。私は熱心なJ・ライドンのファンでも何でもないのに。

    コメントを書いていて不意にI could be wrong, I could be rightってのが出てきました。
    (曲名も思い出せないのに)

    僕も熱心なJ・ライドンのファンでも何でもないのに不思議です。

    >最近hauntedな状態

    僕も似たようなことがたまにあります。
    特に好きではないCMの音楽や恐らく街で耳にした歌謡曲とかが流れ続けます。
    これはサブリミナル効果ですかね。

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  9. mincoro さん、こんにちは。

    このワインは時々飲みます。この絵柄ではなく、正対した絵柄の方がルボア風で好み......中味ではなく画の方ですが.......。
    .........stocktaking/archives/001057.html

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  10. Aki さん

    こんにちは
    コメントを頂き有り難うございます。

    Akiさんも既にブログで取り上げられていらしたのですね。
    見落としてました。

    またコノスルの素敵なHPも拝見致しました。
    結構沢山の種類があるのですね、知りませんでした。
    有り難うございました。

    ラベルのデザインは確かにオーガニックがいいですね。
    お店で見た時に僕はレセルバ、自転車の影が描かれたラベルが気になりました。

    今回、コノスルのワインは初めてでしたので、
    ラベルのデザインというよりは先ずは赤で一番買い易いお値段の物を選びました(笑)
    昨晩、このワインを友達と一緒に楽しみましたが、
    お値段の割にしっかりとしたお味(ちょっと渋いかな)、香りも複雑な感じでした。
    あっさりしたお料理よりも個性のある味に合いそうです。
    昨晩はお肉料理とトマトソースのニョッキでしたので相性は悪くありませんでした。
    なんて偉そうに書いてますが、
    僕は普段、お酒を殆ど飲まない(飲めない)のでいい加減な感想ですよ。

    次回、是非、オーガニックを試してみようと思います。

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