Broの肖像 エイプリル・フール(Apryl Fool)


 前身のグループ「フローラル」にその後日本の音楽(ロック、歌謡)を牽引し中心的な存在になる細野晴臣と松本隆の2人が加わり、1969年の4月1日に新しくスタートしたことからグループは「エイプリル・フール」と名乗るようになります。しかし「エイプリル・フール」はこのアルバムを発表した後即分裂解散。グループサウンズからロックバンドへと移り変わる日本ロック黎明期の音を楽しめます。

 荒木経惟が撮った小便臭いジャケット写真とは裏腹に「エイプリル・フール」の音楽はこの時代を反映した音(サイケ)をまぶしながらもどこかサロン的。いろんな可能性を秘めていたように感じ同時にグループとしてはまとまりは欠けています。よって即解散に至ったのでしょう。その後、細野晴臣がYMOで一緒になる高橋幸宏も「エイプリル・フール」には縁があるようで「薔薇色の明日」ではバート・バカラックのカバー曲「エイプリル・フール」を歌い、大林宣彦監督の映画「四月の魚」では主演をして映画音楽も手掛けています。個人的には幸宏の「エイプリル・フール」が好みです。またこの2作品が高橋幸宏の最高傑作なのではないか?と密かに私は思っています。


 「エイプリル・フール」のCDは数年前に紙ジャケットで再リリースされました。昔のレコードに模した紙ジャケに大変弱いのですが、まるで豆本を見ているようで最近老眼鏡を作った身としては文字を読むにはちょっと厳しいです。そして紙ジャケを手にする毎に思うのはやはりレコードが良いな!と・・・。近頃レコードプレーヤーが気になって仕方ありません。何か良いのがありませんでしょうか?
 紙ジャケCDと小径自転車ブロンプトンの組み合わせ、悪くないように思います。

コメント

  1. やはりテクニックスのSL-1200シリーズでしょ。
    僕はDJでもないのに2台持ってます・・・。
    20年近く使ってますがびくともしません。頑丈です。

    それはさておき、エイプリルフール、恥ずかしながら知りませんでした。また一度聞いてみたいと思います。

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  2. A2C 様

    こんばんは
    何時もコメントを頂き有難うございます。

    テクニックスのSL-1200シリーズですか!大変参考になります。
    そしてA2Cさん、2台もお持ちとは・・・。
    生産中止の噂もあるようですし・・・。
    僕もマジで考えます。
    他方で最近貴重な音源のCDリイシューと共にアナログ盤のリリースも見受けられ、ちょっと最近レコード欲が高まっています(^_^;
    プレーヤーの情報提供有り難うございました。

    エイプリルフールはお送りしますよ。

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