Broの肖像 多摩のオープンガーデン2(国立)


 前回に引き続き多摩地区で行われている「オープンガーデン」にブロンプトンを持って出掛けました。
 今回拝見させて頂いた庭はJR線の国立駅と西国分寺駅の丁度中間に位置し、黒井千次の小説や忌野清志郎の曲でも有名になった「たまらん坂」のすぐそばにありました。


 そもそも「オープンガーデン」は1927年にガーデニングの先進国、イギリスで慈善運動として始まり、個人の庭園を一般に有料で公開してその収益金は医療福祉基金などの支援に充てられました。
 庭主は来賓をもてなし、来賓は庭主をねぎらう。イギリスの「オープンガーデン」の精神は継承しながら、日本で庭を楽しむ人々の情報交換が出来るコミュニティー作りと、個人の庭からひいては街全体の緑化が進すむ事を願って主催者はこの催しを10年前から始めたそうです。


 「オープンガーデン」を拝見して、いずれも日本の住宅事情に合うように庭造りを工夫していることが印象に残りました。例えば、ベランダや駐車場など、限られたスペースであっても移動が容易な鉢植を使えばや手軽に緑を増やすことが出来ます。庭の公開方法も格式張ったところがなく、カフェや音楽会など、庭主によって様々で楽しいと感じました。
 皆が植物を植えたり置くことで行政に頼ることなく、つまり無駄なお金を使うことなく街全体の緑化が進み心地よい街づくりに繋がる。主催者の考え方に大いに共感する催しでした。

コメント

  1. なんとも素敵なお庭の写真たち。こういう鬱蒼とした庭、いいなぁ。ウチの庭も頑張ってみよう…と思いました。

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  2. キヨ 様

    こんばんは
    何時もコメントを頂き有難うございます。

    こちらのお宅の庭は様々な工夫をされていて大変参考になりました。
    僕も鬱蒼としている庭が好きなのですが、反面ヤブ蚊も気になりますよね(笑)
    うちの庭は紫陽花が綺麗に咲き始めました。
    鉢植えを少し増やしていきたいと思っています。

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