ブロンプトン礼拝堂1 The Brompton Oratory Jacket 1


兼ねてからの自転車ブーム、そして先の東関東大震災で更に自転車が注目されるようになって自転車通勤をする人が増えているようです。また職場でも着用できるようにデザインされた自転車用衣類が各社で開発されて既に幾つかの製品が市場に出ています。自転車通勤者の増加に伴ってその装いについても関心が高くなっているようです。
自転車通勤用に開発された衣類とはどのような物なのか?また普通の衣類とは何処が異なるのか?先頃ブロンプトンから販売されたブロンプトン・オラトリー・ジャケットで是非試してみたいと思いました。


カーキ色のサファリ風コール天ジャケットが仕事着として使えるのか?イギリスでもこの点を疑問視する声があるようですが、このコール天ジャケットの生地は半永久的に撥水性、速乾性、防風性に優れるNEXTEC社のEPIC加工が施されており、機能面で最大の特徴になっています。

ジャケット裏地は鮮やかな青い生地にシェフィールドのアーチスト、キッド・アクネが描いたブロンプトン礼拝堂のイラストが大きくプリントされています。表とは対照的な演出はデザイン上で最大の特徴と言えます。
ブロンプトン礼拝堂ブロンプトン・バイシクルの創設者アンドリュー・リッチー氏がブロンプトンのプロトタイプを制作した当時の部屋からの眺めで、このデザインには今なお続くブロンプトンの原点(思想)という意味が込められているようです。


衣類をインターネットで買う際の問題は試着が出来ないことです。サイズ表を参考にしてMサイズを選びましたが、実際に着てみると思っていたよりも小さく窮屈に感じたのでMからLにサイズを交換をしました。

参考までにLとMサイズの各寸法を記載します。
袖丈:M(69cm) L(71cm)
肩幅:M(49cm) L(50.5cm)
身幅:M(52.5cm) L(53.5cm)
着丈:M(80.5cm) L(81.5cm)

普通のジャケットに比べると袖丈はかなり長く作られています。自転車のハンドルを握った前屈みの姿勢で袖丈を合わせているようです。私の場合は自転車に乗った時に丁度よい長さになります。しかし自転車から下りると平均よりも腕が長いと思われる私でも袖丈は長く感じます。長めの袖丈は日本人にとって大きな問題点かもしれません。その他は普段着用しているジャケットと比較してみてください。


ジャケットにはブロンプトン礼拝堂のイラストがプリントされた専用カバーとブロンプトンのマークが入ったハンガーが付属します。残念ながら専用カバーの品質は良くありません。


ジャケットの至る所にブロンプトンのマークを見つけることができます。正にブロンプトン教(信者の)ジャケットです。
次回はジャケットの機能面に関する特徴を紹介するつもりです。

コメント

  1. 英国です。(笑)
    これも良い買物しましたね。
    私もこのジャケットには興味がありました。
    ノーフォークジャッケットが
    デザインのベースになってるのかな?
    よく似合ってます。
    今度試着させてください。^^

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  2. Kirimax 様

    有難うございます。
    仰る通りノーフォークジャケットと同じように
    狩猟用のジャケットを基にデザインしたようです。
    今度是非ご試着ください(^^

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  3. 発売されてから、一度現物を見たいと思っていてもなかなか詳細な情報が無い中、大変参考になりました。
    ハンガーやカバーまで付属しているとは驚きました。
    価格の割には縫製がプアなのが残念ですね。

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  4. かずっち 様

    はじめまして。
    コメント頂き有難うございます。
    少しでもお役に立てれば幸いに思います(^^

    ご紹介出来ませんでしたが、ジャケットは割合立派な専用箱に入っています。
    箱にもブロンプトンのロゴマークが入っています。
    縫製が良くないこと、世界の工場製品であることは残念です。
    また仰る通り価格に見合わない縫製ですが
    同じような他社製品に比べてそんなに高くないと思います。
    表示価格からVATは引かれます。

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