さりげなくロードスター(About Pashley Roadster Prospero)

ちょっと古いパシュレイのロードスター プロスペローについて


梅雨とは言うものの、太陽が恋しいと思うこの頃です。怪しい曇り空の中、かみさんを誘って気分転換にロードスターに乗って出掛けてみました。

これらは私の両親が使っていた自転車でしたが高齢となり使われなくなっていました。長い間放ってあったので少し整備をして私たち夫婦が使うことにしました。

パシュレイは今でもロードスターを作り続けていますが、これは‘90年代半ば位のプロスペローという今では製造されていないモデルです。26インチのタイヤで本車両のフレームは日本人向けに小さめに作られています。私には少し小さく感じますが日本の街中で使うには程よい大きさのように思います。バネ付きのブルックスのサドルに股がってロードスター特有のアップライトな乗車姿勢で走ると灰色に淀んで見える街並も不思議なことに楽しく感じられます。

改めてロードスターに乗ってみると今の自分の感覚にしっくりくるところがあります。簡単に言うと気負うことなく自然体で自転車を楽しめるということです。一風変わった自転車やスポーツタイプの自転車で出掛けることも楽しいのですが、様々な場面で余計な気遣いをして時々疲れを感じます。一方でロードスターは主張し過ぎることがありません。私は街中や風景に溶け込むロードスターのデザインがとても好きです。またチェーンケースに泥除け、ダイナモランプや後輪を施錠できる鍵、等々日常での使い勝手が大変良いことも美点です。何よりも無理せずに走っても気持ちよいと感じられることがロードスターの一番の魅力ではないでしょうか。さりげなく自転車を満喫したい。そのような場合にロードスターは最適な一台のように思います。

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