大したことはないのに、何故だかイマジネーションを刺激する風景があります。僅か250、60メートル位の長さですが、この道の雰囲気が好きです。
岩手県花巻市にイギリス海岸と呼ばれる場所があります。あの宮沢賢治が名付けた場所で訪れてみると見事にに何にもない川と川原だけの風景でした。
実際には川岸に広がる泥岩を見てその様子がイギリスの白亜の海岸のようであったことから賢治がそのように名付けたのですが、私が訪れた時は丁度台風一過で川の水量が多く、残念ながら露出した泥岩を見ることができませんでした。しかし川縁から勢いよく流れる北上川の様子を暫く眺めていると、暗示に掛かりやすい私にはイギリス海岸のように見えてくるから不思議でした。
川から海を想像する宮沢賢治のイマジネーションの豊さに感服すると同時に賢治って素敵な人だったのだなあと濁った北上川を眺めながら思いました。
自転車に乗って自分だけの心象風景に出会えると嬉しくなります。もしも自分だけの風景が自分以外の人にも伝わり共感することができたら、もっと素敵でしょう。そして、いろんな人描く風景が楽しめるサイクリングができたら最高に楽しいと思います。
岩手県花巻市にイギリス海岸と呼ばれる場所があります。あの宮沢賢治が名付けた場所で訪れてみると見事にに何にもない川と川原だけの風景でした。
実際には川岸に広がる泥岩を見てその様子がイギリスの白亜の海岸のようであったことから賢治がそのように名付けたのですが、私が訪れた時は丁度台風一過で川の水量が多く、残念ながら露出した泥岩を見ることができませんでした。しかし川縁から勢いよく流れる北上川の様子を暫く眺めていると、暗示に掛かりやすい私にはイギリス海岸のように見えてくるから不思議でした。
川から海を想像する宮沢賢治のイマジネーションの豊さに感服すると同時に賢治って素敵な人だったのだなあと濁った北上川を眺めながら思いました。
自転車に乗って自分だけの心象風景に出会えると嬉しくなります。もしも自分だけの風景が自分以外の人にも伝わり共感することができたら、もっと素敵でしょう。そして、いろんな人描く風景が楽しめるサイクリングができたら最高に楽しいと思います。
こんばんわ。
返信削除心象風景と呼べるかどうか判りませんが・・・
まだ実家に住んでいた浪人時代、原付に乗ってフラフラしていた時に、晩秋の小雨の中、霞のように山の際に掛かる薄い雲と稲刈りの終わった周囲の田んぼの風景が妙に心に引っかかりました。
季節と天候が同じ状況にならない限りそんな気にはなら無い風景でして、その後、何度も走ってますが同じ思いをしたことは無かったです。
写真の風景は武蔵野らしくて良いですね。
昭島の昭和の森ゴルフコース辺りから、福生の水喰土公園あたりまでの玉川上水沿いの道がなんとなく雰囲気が似ています。
水辺は涼しいので前は今の時期よくフラフラしに行ってました。
そういえば、九十九里から銚子に向かう途中の屏風ヶ浦が「日本のドーバー」と呼ばれていますね
切り立った崖が続いていてあそこも若い頃は好きな風景の1つでしたが・・・
(毎度毎度、長文ですみませんね)
羽ぴょん 様
返信削除こんばんは
毎度コメントを頂き有り難うございます。
>晩秋の小雨の中、霞のように山の際に掛かる薄い雲と稲刈りの終わった周囲の田んぼの風景が妙に心に引っかかりました。
季節と天候が同じ状況にならない限りそんな気にはなら無い風景でして、その後、何度も走ってますが同じ思いをしたことは無かったです。
雨と田んぼの香りまでしてくるような幻想的なお話(風景)ですね。
また、日頃からよく知っているはずの風景が
突如何時もとは違う姿になって現れると不思議な感覚になりますね。
貴重な体験、面白いの話、有り難うございます。
>写真の風景は武蔵野らしくて良いですね。
昭島の昭和の森ゴルフコース辺りから、福生の水喰土公園あたりまでの玉川上水沿いの道がなんとなく雰囲気が似ています。
水辺は涼しいので前は今の時期よくフラフラしに行ってました。
ここは神代植物公園近辺の道でとても好きな道です。
夏はこの道に入ると大変涼しいです。
水喰土公園、まだ行ったことがありませんが大変興味があります。
玉川上水の工事で一番苦労したところと聞いておりますし、
途中で工事を断念した場所が今も残っていると聞いたので
是非見てみたいと思っています。
>九十九里から銚子に向かう途中の屏風ヶ浦が「日本のドーバー」と呼ばれていますね
切り立った崖が続いていてあそこも若い頃は好きな風景の1つでしたが・・・
残念ながら屏風ヶ浦にも行ったことがないです。
千葉の海は東伊豆辺りの海に比べるとちょっと怖い感じで、
あまり好みではありませんが、
屏風ヶ浦だけは見てみたいですね。
それから長文は歓迎です。気にせずお書き込みください。
こんばんは。
返信削除久し振りにBroツーショットを見た気がします(^^)
レモン色の単色Brompton、爽やかな色合いで綺麗ですね。
この暑い夏に見てもそう思える所が実に素晴らしいと思います。
それに2枚目の写真なんてミ○タニのカタログに出てきそうですよ(!)
好きな道を好きな自転車で走ることって本当に気持ち良いですよね。
武蔵野という地がどういう所なのか私は行ったことが無いので分かりかねますが,こういう風景にBromptonって不思議とよく合うんですよね。
あと、今の自分はどうしてもツーリングパニアの方にも目がいっちゃいます(笑)
Wembley 様
返信削除こんばんは
何時もコメントを頂き有り難うございます。
家内の黄色ブロをお褒め頂き有り難うございます。
何より本人が気に入ってくれているので良かったです。
何時かWembleyさんご夫婦とご一緒にサイクリングが出来ればいいですね!
>それに2枚目の写真なんてミ○タニのカタログに出てきそうですよ(!)
気取らずにグランド・ツーリングしてる感じで撮りたかったのですが、
カタログ写真みたいになっちゃいましたか?(笑)
>武蔵野という地がどういう所なのか私は行ったことが無いので分かりかねますが,こういう風景にBromptonって不思議とよく合うんですよね。
Wembleyさんからそのように仰って頂けると素直に嬉しいです。
>あと、今の自分はどうしてもツーリングパニアの方にも目がいっちゃいます(笑)
ツーリングパニアはグランド・ツーリングには欠かせませんよ!って
僕らは買い物に欠かせないのですが・・・。
マジでお勧めですよ。
勿論ミズタ○のカタログより良いに決まってます!
返信削除あそこはお金の掛け方がおかs・・・。
因にグランドツーリングって何?どうも横文字に弱いんで。
僕もツーリングパニア愛用者ですが。
Xinyi Folders 様
返信削除何時もコメントを頂き有難うございます。
〉勿論ミズタ○のカタログより良いに決まってます!
そうですか?
Xinyi Foldersさんにそのように言って頂けて光栄です。
〉因にグランドツーリングって何?どうも横文字に弱いんで。
僕もツーリングパニア愛用者ですが。
大陸横断旅行とでも言えば良いでしょうか?
どちらかと言えば自転車ではなく自動車の旅に使われますよね。
20世紀の初頭、
まともに自動車で旅行に行けるようになった時代の
ちょっと懐古趣味的な響きもあります。
坂本龍一のアルバム、フューチャリズム(未来派)でしたっけ?
あのアルバムの中に確かG.T.って曲がありました。
当時は自動車で旅をすると言っても冒険だったわけで
(今のように安全に速く移動することが出来る箱ではなかった)
そう考えると今は自動車ではなく自転車で使ってもよいのかな?
と思います。
僕がこの言葉から勝手にイメージしたのは
上記のような大袈裟なものではなく
フリッカーってありますでしょ?
写真がいっぱい見れるやつ、
あれでいろんな人が自転車で旅している姿を見るのが好きで
特に自転車にパニアを沢山つけて世界を旅している写真とかを見ながら
自由で解放された旅人の空気を楽しんでいます。
そして何時かそのような旅をしてみたいという憧れもあります。
Xinyiさんをツーリングパニア使いの師匠だと思ってますよ(笑)
>そうですか?
返信削除Xinyi Foldersさんにそのように言って頂けて光栄です。
前にも言いましたが写真は流石に旨いと思います。
自分は写真は旨く無いですが、観賞眼は標準以上です、職業柄。
良くこの手のブログでは写真て独りよがりのが多いのですが、
mincoroさんのはそうではないですね。
個人性(例えば自分のコレクションや奥様などの私的な部分)と
ある種の芸術性と(タマに見られるスナップとコラージュの
様な加工)と日常性がギリギリの部分で繋がっています。
それは以前に私にお送り頂いた冊子でもそうです。
充分に私的で個人性が高いのですが、何か独特の客観性に
支配されてる感じがあります。こう言う写真は中々素人では
撮れません。どうしても好きなモノや人に感情が入り「五月蝿い
写真」になります。
と、まぁあんまり褒めすぎてもなんなのでこの辺に
しときますが・・・。
>坂本龍一のアルバム、フューチャリズム(未来派)でしたっけ?
あのアルバムの中に確かG.T.って曲がありました。
未来派野郎の事ですね?
これも不思議な感じがしますね。
と言うのは、坂本龍一は若い頃から唯物論の生え抜きの
左翼ですが、このレコードは右翼のマリネッティに影響を受けた
作品ですね。しかも、当時彼は若い頃は大嫌い戦前の右翼の
大物だった甘粕の役をラストエンペラーで演じますね。
しかも当時の満州の雰囲気が正に未来派!!!
成る程、イタリア語で言うグラントゥーリズモですかね?
し・か・し・・・。
正直に話さして頂ければ、英語で言うグランドツーリングなら、
19世紀の連合王国(英国と言う表現は止めましょう運動継続中w)
の支配階級の言葉で言う『大旅行』と言うヤツですよね?
これは、ある意味ブロンプトン的なものと相反するものと思います。
連合王国の植民地的な匂いがプンプンと匂ってくる様な英語ですね。
日本には『大旅行』の文化が根付かなくて良かったと、実は思って
います。まぁ、そこ迄考えてるのは日本中で私一人と思いますが、
それでも矢張り言葉の事は色々と考えますね。言葉は文化ですので。
>Xinyiさんをツーリングパニア使いの師匠だと思ってますよ(笑)
そんな又、心にも無い事を!!(爆)
でも有り難うと言うておきます。
Xinyi Folders 様
返信削除こんばんは、何時もコメントを頂き有り難うございます。
稚拙な写真にお褒め頂き有り難うございます。
また、正直なXinyi Folders さんのお言葉だけに本当に嬉しいです。
グランド・ツーリング、
横文字に弱いXinyi Folders さんの方が良くご存知だと思っていましたよ(笑)
(再度コメントが入ることも含めて)
この言葉の根源は19世紀イギリスなのでしょう、
しかし僕個人は20世紀初頭の自動車旅行の印象が強く、
また今日でも主に自動車関係で使われるグランド・ツーリングは
20世紀初頭のことを指しているように思います。
現在でもグランド・ツーリング(G.T.)という名前がつく車を
世界中のメーカーが造っていますが
反面、20世紀初頭のグランド・ツーリング的なものとは
全く異なるG.T.という言葉だけが引き継がれた車になっています。
それでもグランド・ツーリングという言葉が持つ懐古趣味的な
ロマンチシズムは継承されているように思います。
個人的に、19世紀末から20世紀初頭、第二次世界大戦前までの文化に
若い頃から惹かれるところがあります。
未来派、
ジャコモ・バッラやアントニオ・サンテリアは好きなのですが
マリネッティ的な未来派思想は昔から滑稽と思っていました。
ただ雰囲気重視のイタリア的ないい加減さは憎めない、好きです(笑)
昨日の夕刊で面白い記事を見ました。
通信社の要望により各地方紙に対して新聞での数字の表記を
漢字で表記すのではなくなるべく西洋数字にするよう指導があったと言うのです。
何故ならば新聞の文字が見易いように大きく表示されるようになったことで
紙面に制約がでてきて文字数を抑えなければならなくなったことが原因とか。
それでも漢字でなければ意味が伝わり難い、変化してしまうものに関しては
従来通り漢字で表記し続けると書いてありました。
この記事を読みながら何故かXinyi Foldersさんの姿が浮かびました(笑)
日本語、他国にはないとても豊かな表現をもった言葉だと思います。
時代と共に言葉が変化することは抗すことが出来ないことかもしれませんが、
このような形で知らず知らずのうちに日本語が変化することには抵抗があります。
長くなりました。
お会い出来て、いろんなお話をする機会が与えられればよいですね。
>お会い出来て、いろんなお話をする機会が与えられればよいですね。
返信削除僕は数年したら、又は近いうちに会うと思ってますよ。
そりゃ、まぁ今の所お互いワザワザ会う機会なんか無いと
思うんですが、何かをきっかけにして会うと思っていますよ。
そん時迄にこうやって、お互いで色々とやり取りしてるんだと
思うと大変楽しいです。
グランド・ツーリングと言うのは自動車的で自分の中では
使った事のない英語でした。どうしても、それの元になった
馬車旅行をgrand touringでは変換してしまいます。19世紀、
いや思い浮かべるのはそれよりも前のモーツァルトが子どもの
頃に世界中の宮廷を家族と回った様な感じかも知れません。
そしてGTはmincoroさんが意味じくもお書きに成った様に
自動車界では意味をなさない様な記号に成ってると思います。
色んな人にブーイングを食らう事を覚悟で書きますと、
モールトンと言うのはある意味僕の言う大旅行に近いとは
思います。あれは日本語でも「お城製」と言う風に明らかな
階級制を象徴しています。ああ言うのは善くも悪くももう、
日本にはないです。けど、連合王国と言う国は階級制度の
ある国で、差別はないが区別はあると言う建前です。ブロの
庶民性とは違った雰囲気を持っていると思います。日本の
様に階級制の無い国に居てはこの階級って言うのが掴み
にくいんですけどね。僕も良くは解らないんですけどw
日本人が「英国」と言う時にはそれは矢張り、Englandと言う
支配者で絶対にWales, Scotland, Northern Ireland以外の
英国人を含まないですよね?で、英国に憧れる人たちの典型的な
好みってのをブロとかモールトンって象徴してると言うか
そう言う部分先行してるなと言うのがありますね。
僕も音楽でイギリス好きやったのでまさか自転車迄イギリス好き
に成るとは全然思ってませんでしたけど、ブロとかモールトンの
キーワードと言うか、ブログとかやってる人は「英国」と言う
文字にこだわりと言うか敢えて「英国」と言うのを使ってる
気がするんですよね。日本人には「英国的」なモノは受けると
思います。この感覚が解らないと、僕も通信社に言われるままに
成ってしまいますね。一生かけてそうは成らない様にします。
>この記事を読みながら何故かXinyi Foldersさんの姿が浮かびました(笑)
実際はモダンでスマートですよ!!なんと言ってもモッズ路線ですからw
お会いした時には、お爺さまの事や我々の生まれなかった時代に
付いてお話ししましょう。
長く取り留めなく成りました。失礼します。
Xinyi Folders 様
返信削除おはようございます。
>お会いした時には、お爺さまの事や我々の生まれなかった時代に
付いてお話ししましょう。
その時を楽しみにしております。
>モールトンと言うのはある意味僕の言う大旅行に近いとは
思います。あれは日本語でも「お城製」と言う風に明らかな
階級制を象徴しています。ああ言うのは善くも悪くももう、
日本にはないです。
パシュレイ社の社長、エイドリアン・ウィリアムスが
日本で行われたモールトンサミットに参加した時のコメントに
日本ではアレックス・モールトンとパシュレイ・モールトンの自転車が分け隔てなく楽しまれていることにとても感銘を受けた
というようなことが書いてありました。
本国には両社の製品に対してそのような意識の差が明確にあることをこのコメントを読んで感じました。
一方でパシュレイの自転車は王室の人達にも使われているようです。
http://www.dailymail.co.uk/news/article-410129/At-Lord-Linley-makes-safe-schoolrun.html
>実際はモダンでスマートですよ!!なんと言ってもモッズ路線ですからw
ご存知の通り僕はどちらかと言えば野暮天です(笑)
>自分だけの心象風景に出会えると嬉しくなります
返信削除そうですよね。
私も自分の自転車が似合う風景が見つかると、カメラを構えて
思わず、ニヤついてしまいますよ(笑)
私も、共感してもらえるだろうかと思い、ブログに記事書いてるんですけどね^^;
ゆるぽた 様
返信削除こちらにもコメントを頂き有り難うございます。
>私も、共感してもらえるだろうかと思い、ブログに記事書いてるんですけどね^^;
すいません、これからゆるぽたさんのところへ行くつもりでした(笑)
でも、ゆるぽたさんのブログは人気サイトですから
毎回沢山の方からコメントが入っていますよね。
僕なんか列に並んでコメントを書くみたいな感じですよ。
大変羨ましいく思って拝見させて頂いております。