私の脳の何処かで何時までも映し出されている風景があります。
映し出される風景は何時までも変わることがありません。
その場所は幼稚園から小学校2年生までの僅かな期間を過ごした 猪方(いのかた)という人里から離れたような住所名がついた小田急線 和泉多摩川駅の辺りになります。
幼児期とは毎日が夢の中にいるような、とらえようのない不確かな時間です。脳に映し出される風景は時空間を超越した形而上の風景とも言えます。
感覚的には鮮明に映りますが、視覚的には極めて不鮮明な風景です。ペダルを漕ぎながら実在する風景の中へ進んで行きます。しかし求める風景に辿り着く手掛かりは僅かばかり、掴もうとすると穴だらけの軽石のようにその場で細かく崩れていきます。
それはチネチッタのようでした。街中全てを描き換えてしまったかのように目の前の風景は記憶の中にある風景には繋がりません。私は僅かな望みを持って多摩川の土手に上がりました。しかし、多摩川も全てが異なっていました。唯一、そしてこれは私が知っている遥か昔から続いていることですが、川は今も西から東へと流れ続けていました。
なんか象徴的な画像で構成されてますね。
返信削除昔の記憶を探しているという感じが出てます。
子供の頃の記憶というのは、大人のように冷静に周囲を見てませんから
良い所だけ美化した記憶になりがちになるように思われます。
安来を走っていて、そう感じました。
でも、その風景が実在していなくても、その場所が存在していて
そういった空想に浸れるだけでも十分なように思います。
ゆるポタ 様
返信削除こんばんは
わけの分からない記事にコメントを頂き有り難うございます。
誰もついてこれない内容だと思っていましたが、
おつきあいを頂き大変恐縮です(笑)
>安来を走っていて、そう感じました。
多分ゆるポタさんも僕と同じような感覚があるのですね。
>でも、その風景が実在していなくても、その場所が存在していて
そういった空想に浸れるだけでも十分なように思います。
そうですね、僕もそう思いました。
最近、毎週のようにこの場所へ行って遊んでいます。
やっていることは子供の頃と殆ど同じですが
子供の頃には見えなかった新たな発見があります。
凄く楽しい時間です。
そして年齢を問わず楽しめる自転車って
本当に素晴らしい乗り物だと思います。