秋晴れに恵まれた日曜日、「一緒にポタリングに行きませんか?」 キリマさんからのお誘いを受けてブロンプトン3台で私達が住む武蔵野を一緒に走りました。
先ずは京王線の仙川駅近くにある“武者小路実篤記念館”を見学しました。武者小路実篤記念館は私が度々ブログで話題にしている国分寺崖(こくぶんじがいせん)にあります。この記念館は武者小路実篤が晩年の20年間を夫人と一緒に住んだ家と庭が公開されています。庭は高台の武蔵野面から南側に低く傾斜して細長く延びており、崖線(がいせん)の特徴である湧き水が崖下から庭の中程にある池まで流れていました。庭園はご近所の方の憩いの場になっている様子で開園間もないのに既に数人の方が寛いでいました。
武者小路実篤の住んだ建物の内部も公開されています。実篤の仕事部屋は建物の中心に位置し南側に大きな窓があって鬱蒼とした武蔵野らしい庭を眺めながら仕事が出来るようになっていました。「こんな仕事部屋なら俺もええ仕事が出きる」とキリマさん。その時は同感をしましたが恐らく私の場合は庭ばかり眺めて仕事になりません。
建物の西側角には8畳の客室がありました。この部屋は夫人が趣味のお茶をたてた茶室としても使われていたそうです。南西面に大きな窓があって綺麗な秋の日差しが射し込んでいました。
実篤記念館を出て直ぐの場所にある造園家 山田茂雄さんのオープンガーデン、“森のテラス”に行きました。こちらも国分寺崖線の地形を活かした庭作りがされています。オープンガーデンなので誰でも自由に庭を見ることが出来ます。感じのよい管理人の方からオレンジジュースをだして頂き、秋風が通り抜ける居心地の良いウッドデッキで寛いでいると時々「パラパラ」と小さな和太鼓を叩いたような音を立ててドングリが落ちてきました。ここは誰もが穏やかな気持ちになれる庭でした。
森のテラスで寛いだ後、野川サイクリングロードを走って調布飛行場の“プロペラカフェ”に向かいましたが、この日は年に一度の飛行場祭りが開催されており、人が溢れて騒々しいのでプロペラカフェは諦めてハヤシライスが自慢と言う店で少し遅いお昼を食べました。
昼食後は再び野川サイクリングロードを走りました。野川公園に入ると「ええなぁ」と言うキリマさんの言葉にほっとました。野川公園そして武蔵野公園を走った後、ブロンプトンから降りて押して歩くのが精一杯の細い路地、“はけの小路”を通り抜けて中村研一美術館の隣にある庭、“美術の森”を見ました。庭を眺めながら、「こういう所は大阪にはないな~」とキリマさん。私もご案内が出来て良かったな~と思いました。美術の森を出てハケの道の終点にある“金蔵院”に着いた時は既に午後4時を過ぎていました。国分寺までは行かずここで引き返すことにしました。
帰り道、武蔵野公園で再びブロンプトンを並べて記念撮影。この時少しだけキリマさんのブロンプトンに試乗させて頂きました。キリマさんのブロンプトンは様々な工夫を施したカスタマイズがされており、ほぼノーマルな私のブロンプトンとは正反対な性質の自転車でした。バーエンドが付いたMTB用のハンドルに手をのせて少し前傾姿勢になって自転車を漕ぐと自然と前輪に力が加わってハンドルはクイックですが直進安定性は私のブロより遥かに良く、まるでレールの上を走るような感覚でした。金属バネのサスペンション(サイクルハウスしぶやのBD-1用)とタイヤ(プリモコメット)そしてリア三角のジョイントが異なることも大きく影響していると思いますが、大変剛性が高くゴムがのびてパンツが下がったようなブロンプトンの緩い乗り味とは全く異なる大人でスポーティーな自転車に仕上がっていました。同じ自転車でも手を加えることで乗り味が大きく変化することを再認識しました。
深大寺で珈琲を飲んだ後、仙川の沿道に戻ってきた時は既に辺りは暗くなっていました。そしてブロンプトンで巡った今回の武蔵野ぶらり旅はここで終了となりました。キリマさん、楽しい時間を有り難うございました。今回ご紹介が出来なかったプロペラカフェと国分寺は次回ご案内を致します。
先ずは京王線の仙川駅近くにある“武者小路実篤記念館”を見学しました。武者小路実篤記念館は私が度々ブログで話題にしている国分寺崖(こくぶんじがいせん)にあります。この記念館は武者小路実篤が晩年の20年間を夫人と一緒に住んだ家と庭が公開されています。庭は高台の武蔵野面から南側に低く傾斜して細長く延びており、崖線(がいせん)の特徴である湧き水が崖下から庭の中程にある池まで流れていました。庭園はご近所の方の憩いの場になっている様子で開園間もないのに既に数人の方が寛いでいました。
武者小路実篤の住んだ建物の内部も公開されています。実篤の仕事部屋は建物の中心に位置し南側に大きな窓があって鬱蒼とした武蔵野らしい庭を眺めながら仕事が出来るようになっていました。「こんな仕事部屋なら俺もええ仕事が出きる」とキリマさん。その時は同感をしましたが恐らく私の場合は庭ばかり眺めて仕事になりません。
建物の西側角には8畳の客室がありました。この部屋は夫人が趣味のお茶をたてた茶室としても使われていたそうです。南西面に大きな窓があって綺麗な秋の日差しが射し込んでいました。
実篤記念館を出て直ぐの場所にある造園家 山田茂雄さんのオープンガーデン、“森のテラス”に行きました。こちらも国分寺崖線の地形を活かした庭作りがされています。オープンガーデンなので誰でも自由に庭を見ることが出来ます。感じのよい管理人の方からオレンジジュースをだして頂き、秋風が通り抜ける居心地の良いウッドデッキで寛いでいると時々「パラパラ」と小さな和太鼓を叩いたような音を立ててドングリが落ちてきました。ここは誰もが穏やかな気持ちになれる庭でした。
森のテラスで寛いだ後、野川サイクリングロードを走って調布飛行場の“プロペラカフェ”に向かいましたが、この日は年に一度の飛行場祭りが開催されており、人が溢れて騒々しいのでプロペラカフェは諦めてハヤシライスが自慢と言う店で少し遅いお昼を食べました。
昼食後は再び野川サイクリングロードを走りました。野川公園に入ると「ええなぁ」と言うキリマさんの言葉にほっとました。野川公園そして武蔵野公園を走った後、ブロンプトンから降りて押して歩くのが精一杯の細い路地、“はけの小路”を通り抜けて中村研一美術館の隣にある庭、“美術の森”を見ました。庭を眺めながら、「こういう所は大阪にはないな~」とキリマさん。私もご案内が出来て良かったな~と思いました。美術の森を出てハケの道の終点にある“金蔵院”に着いた時は既に午後4時を過ぎていました。国分寺までは行かずここで引き返すことにしました。
帰り道、武蔵野公園で再びブロンプトンを並べて記念撮影。この時少しだけキリマさんのブロンプトンに試乗させて頂きました。キリマさんのブロンプトンは様々な工夫を施したカスタマイズがされており、ほぼノーマルな私のブロンプトンとは正反対な性質の自転車でした。バーエンドが付いたMTB用のハンドルに手をのせて少し前傾姿勢になって自転車を漕ぐと自然と前輪に力が加わってハンドルはクイックですが直進安定性は私のブロより遥かに良く、まるでレールの上を走るような感覚でした。金属バネのサスペンション(サイクルハウスしぶやのBD-1用)とタイヤ(プリモコメット)そしてリア三角のジョイントが異なることも大きく影響していると思いますが、大変剛性が高くゴムがのびてパンツが下がったようなブロンプトンの緩い乗り味とは全く異なる大人でスポーティーな自転車に仕上がっていました。同じ自転車でも手を加えることで乗り味が大きく変化することを再認識しました。
深大寺で珈琲を飲んだ後、仙川の沿道に戻ってきた時は既に辺りは暗くなっていました。そしてブロンプトンで巡った今回の武蔵野ぶらり旅はここで終了となりました。キリマさん、楽しい時間を有り難うございました。今回ご紹介が出来なかったプロペラカフェと国分寺は次回ご案内を致します。
お、なんかブロが3台有ると思ったら、オフ会されましたか。
返信削除良かったですね^^
同じブロでも、オーナーによって個性が出ますから、
他の人の自転車に試乗出来るのも良いでしょう?(笑)
同じ自転車乗りとして、いろんな考えも聞けますし。
私が行きたいと思ってた所も、ほとんど案内されたんですね、
羨ましい。
前から気になってましたが、mincoroさんは、ポタする時、
平均時速は、何キロくらいなんでしょう?(笑)
多摩川C/Rでも府中周辺の情報はほとんど無いのですが、上流でしたら・・・
返信削除睦橋横の石川酒造はお勧めなんですけどね
帰りは輪行になってしまうのが・・・
それと昔は飛び込みで行っても普通に座れたのが、今は予約しないと無理と聞いた覚えが・・・
西国立のカミカゼビールも面白かったですけどね
今でも店あるのかな・・・
(前は調子に乗って西国立から中神まで歩いて帰りました(笑))
ポタリング。
返信削除ありがとうございました。
とても楽しかったです。
やっとコメントができるようになりました。
国分寺崖線の自然は興味深く面白いですね。
仙川は途中から呑川に経由できますが、
呑川沿いには等々力渓谷という
不思議スポットもあります。
またご一緒してください。
PS:関西弁って馬鹿っぽいですね。^^
ゆるポタ 様
返信削除こんばんは
何時もコメントを頂き有り難うございます。
>他の人の自転車に試乗出来るのも良いでしょう?(笑)
同じ自転車乗りとして、いろんな考えも聞けますし。
仰る通りです。本当にそう思います。
キリマさんのブロに試乗させて頂き学ぶことが多く凄く刺激的でした。
ただ今回は何故か自転車の話は殆どしなかったんですよ・・・。
>私が行きたいと思ってた所も、ほとんど案内されたんですね、羨ましい。
ゆるポタさんとも一緒に走りたいですね。
来年またそちらに行きますよ。
東京にいらしたらご案内致します。
ブロでもTSRでも好きな方に乗ってください。
A-bikeでもいいですよ(笑)
>前から気になってましたが、mincoroさんは、ポタする時、平均時速は、何キロくらいなんでしょう?(笑)
さて、どのくらいのスピードなのでしょう?
歩くより少し早い程度は出てると思います。
今回はメーターを付けて走ったのですが
電池が途中で切れてしまいました。
走行距離とかスピードとか実はあまり興味がありません。
何せ数字に弱いものでヤノマミと同様、3以上は沢山です。
そう言う意味では僕は自転車好きではありませんね。
羽ぴょん 様
返信削除こんばんは
何時もコメントを頂き有り難うございます。
>睦橋横の石川酒造はお勧めなんですけどね
帰りは輪行になってしまうのが・・・
良いですね!
ご迷惑でまければ是非ご一緒しましょう。
調べたら11月から3月までは見学が出来ないみたいです。
今月って今週と来週しかありませんが・・・。(笑)
見学しなければいいのかな?
輪行は好きではありませんが
都心でなければ輪行も悪くありませんよ。
>西国立のカミカゼビールも面白かったですけどね
今でも店あるのかな・・・
(前は調子に乗って西国立から中神まで歩いて帰りました(笑))
お店はあるみたいですよ。
個人的には石川酒造の方が興味があります。
西国立から中神まで歩いたって凄いですね(笑)
Kirima 様
返信削除こんばんは
コメントを頂き有り難うございます。
今回はお疲れさまでした。
僕らもキリマさんとご一緒することが出来て凄く楽しかったです!
等々力渓谷にはまだ行っていないので、また是非ご一緒しましょう。
関西弁、僕の書き方が悪いだけで馬鹿っぽくなですよ!
(すみません変な書き方をして)
僕は方言が好きですし素敵だと思っています。
こんばんは。
返信削除自転車は人力故、乗り人のカスタマイズ如何でいかようにも乗り味が変わってくるところがまた面白いですよね。
いつもの御夫婦ポタより1台多い素敵なポタ。
行き場所決めて走るのも良いですが、ぶらり旅こそ実はBromptonに最適なのではないか、と思うことがしばしばあります。
良い1日になったようで良かったですね。
wembley 様
返信削除こんばんは
何時もコメントを頂き有り難うございます。
>乗り人のカスタマイズ如何でいかようにも乗り味が変わってくるところがまた面白いですよね。
今回、特にその点を強く感じました。
同時にkirimaさんのブロンプトンは
多くの自転車を乗られた経験から生まれたkirimaさん流のブロンプトンだと思いました。
また、自転車とのつき合い方について学ぶことが多かったです。
>ぶらり旅こそ実はBromptonに最適なのではないか、と思うことがしばしばあります。
今回のを「旅」と書くのはかなり大袈裟ですが・・・。
僕の場合は“しばしば”ではなく“何時も”「ぶらり」です(笑)
>良い1日になったようで良かったですね。
有り難うございます。
そして“何時かは”と言わずにwembleyさんともご一緒することが出来たらと願っています。
そう言う意味で羽ぴょんさんの案はとても良いですね。