Broの肖像 2010 連休備忘録(府中市美術館他)


 連休中は全国的に晴天に恵まれ、また東京で1日に5ミリ以上の雨が降らなかったのは2002年以来8年ぶりということでした。

 今年は雨が多いことが影響 しているのか?例年に比べて花や木々の新緑が一層鮮やかに感じます。野川の河川敷も菜の花でいっぱいでした。


 連休中も野川沿いの道を通って調布飛行場(プロペラカフェ)や国分寺方面、そして府中市美術館へも出掛けました。少し暑いくらいでしたが爽やかな5月の風を連日自転車で楽しみました。


 最高気温が27.6度まで上昇した5月5日、連休最終日は府中市美術館まで行き「歌川国芳 奇と笑いの版画展」を楽しみました。 野川から人見街道を通って西武多摩川線の多磨駅を越えると不思議なアール・デコ調?看板建築の石材店が目に留まりました。この辺りは多磨霊園が近いため石材店を多く見掛けます。その他にも大きな古い木造建築が建っていたり、綺麗な生垣の道が続いていたり、何でもない風景ですが自転車で走っているとどこか懐かしく穏やかな気分になってきます。


 府中市美術館へは昨年6月のディーター・ラムス展以来です。最近の江戸ブームに加えて連休最終日そして企画展最後の休日ということも重なってまるで上野の美術館のような盛況ぶりでした。この美術館は駅から離れた陸の孤島のような場所に建っていますが、(従って自転車で行く方がよい)企画展は優れて面白いものが多く、毎回関心します。ラムス展のようにゆっくり作品を鑑賞することは出来ませんでしたが、歌川国芳の浮世絵から成熟した江戸末期大衆文化が感じられ、とても楽 しめる内容でした。残念ながら図録は既に完売して展覧会のリーフレットまでも無くなっていたため、多色摺り(5色)ポストカードの製作体験した後、ゆっくりブロンプトンをこいで帰宅しました。今年も心休まる穏やかな連休を過ごすことが出来きました。感謝です。

コメント

  1. GWは、自転車三昧でしたか(笑)
    そちらでは、GW中に菜の花が見頃でしたか。
    こちらでは、5月には、もう見なくなりました。

    東京に居た頃、上野の西洋美術館には、よく行きました。
    でも、図録が売り切れるんですね^^;
    こちらの展覧会では、考えられない事です(笑)

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  2. ゆるポタ様

    おはようございます。
    何時もコメントを頂き有難うございます。

    G.W.を全て休むことは出来なかったのですが(泣)
    掃除も含めて自転車三昧でした(笑)

    野川沿いに自生している菜の花はセイヨウカラシナのようです。そちらの菜の花(恐らく菜種油用)とは別種だと思います。
    ゆるポタさんのご近所に咲いていた菜の花は花が大きいでしょ?

    こちらでも図録が売り切れてしまうことは珍しいケースです。美術館の予想より来場者が多かったのでしょう。また歌川国芳の作品を一同に見られる機会はあまりないことのようです。そういう意味でも来場者が多かったのだと思います。
    今回の展覧会は昨年の春にイギリスのロンドン(Royal Academy of Arts)でも開催されて好評だったようですよ!ということはRoyal Academy of Artsにはまだ図録が残っているかもしれません(笑)

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